「禁煙」は、ニコチン依存症を解消することで薬物依存症の中では軽いものとされています。
しかし、現実には「禁煙ほどやさしいものはない。
だって何度でもできる」といわれるほど、完全に「禁煙」することが難しいのです。
そのために世の中には「禁煙グッズ」が数多くあるのです。「禁煙グッズ」には、いろいろな種類があります。
・ニコチンをたばこ以外から供給して禁煙する:ニコレットやニコレットパッチなどの商品でガムやパッチを使ってニコチンを体に入れて、禁断症状を抑制し禁煙に結びつける。
・経口薬で禁煙する。禁煙グッズというよりは治療薬:ニコチンを含まず、薬の有効成分がニコチン受容体に結合するために喫煙から得られる満足感を抑制する。
・禁煙パイプ:香料や刺激剤をパイプのフィルターに仕込んでおき、喫煙衝動を紛らわせる禁煙グッズ。口寂しさを紛らわせることと香料などからの刺激で喫煙願望を紛らわせる。
・禁煙飴:たばこを吸う代わりに飴を舐めることによって紛らわせる禁煙グッズ。この飴には、喫煙衝動を紛らわせるだけのものと、だんだんたばこがまずくなるタイプの2種類があります。
・電子たばこ:たばこを吸う感覚で使う電子たばこで先端が赤くなり、無臭の煙も出る充電式のたばこ。吸った感覚の禁煙グッズになります。
禁煙グッズによる禁煙のトライには、禁煙グッズの方向性によって禁煙が難しい場合もあり、禁煙グッズが手放せなくなる場合もあるようです。
自分の「禁煙の意思」が究極の禁煙グッズであるともいわれています。
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